めめの妹６ (ページ18)

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サプライズページ18

本当はお菓子は1つだよ。なんて言いたいけど…今日は多めに見てもいいよね？なんて阿部、宮舘と顔を見合せた

テーブルの上に置かれた20粒のラムネをじっと見て1つ、また1つと手の上に置き歩き回る。

阿部「A？ラムネ食べるのはいいんだけど座って食べようね？お行儀悪いのはダメだから」

なんて、阿部が軽く注意をすれば阿部の前に立ち止まり2粒ラムネを阿部の手に置いた。

そのまま、宮舘。目黒。俺。岩本。佐久間。渡辺。ラウール。向井の上に2粒ずつラムネを置いた

目黒「A？これは、Aのお菓子だよ？だから、Aが食べていいんだよ？」

優しい顔をして言う目黒に

「あげる」と言うA。

全員2粒ずつラムネを食べAは就寝。

ーその後ー

なんで、あの時お小遣いで稼いだお菓子を俺達にくれたかは結局分からなかった。

ただ、あの日以来率先してお手伝いをするようになったA

お金の仕組みを知ったAは、毎晩嬉しそうにお菓子を俺たちにくれるように

渡辺「A？お菓子は、嬉しいけど自分で貰ったお金だから好きに使いな？」

ある日の夕食時、そんな話になった。

目に涙を沢山浮かべたAは……

A「お手伝いのお金……お菓子いっぱい違うけど……皆で食べる……ひとりぼっち寂しい」

そう言った。

この時俺たちは思った。
いつも一人で食べて寂しい。お小遣いで買えるお菓子は少ないのにみんなで食べたい……だったら

「あー、疲れたから肩トントンして欲しいな……」

「ビデオみたいからテレビのリモコンほしいな〜」

なんて、お小遣いアップ計画。

にっこにこのAのお小遣いは予想通りアップし

買えるお菓子も追加され、夕食後皆でお菓子パーティーする日が増えた。

お金の大切さに気づけた今、俺たちの楽しみはAが幸せそうに小銭を握りしめてお菓子を選ぶ笑顔を見ることになった。